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新築?築浅? [探し方]

お部屋さがしで訪れるお客様。

たくさんたくさんお会いしますが、

希望の優先順位で上位なのが、

「新築」

そして、

「築浅」

の物件。

インターネットのお部屋探しでも詳細欄などに「新築」というチェック欄や、

築何年という選択欄があったりします。

でも、不動産賃貸仲介業で賃貸アドバイザーという仕事をしていると、

「新築」「築浅」に潜む危険性を熟知してしまいます。

本当に「新築」「築浅」物件は優良なのか?

答えは、「不正解!」


当然、「新築」でも優良物件もあるのですが、そうでない粗悪なものも交じっています。

まさに「玉石混交」という感じ。

経験がないと「玉」と思ってつかんだら「石」だったりするわけです。


「築浅」は結構、危険度が高いです。

多いのが「新築」で住んでみたけど、何か問題があって退去した物件である可能性があるからです。

私の経験では、

・建物の構造的な不具合

・入居者のレベルの低さ

・騒音問題

・建物の管理状態の悪さ

などの理由での早期退去での築浅物件に出会ったことがあります。


経験上から言うと、比較的安全なものは、

築年数がある程度あっても入居があって、

建物の設備や外観、居室のリフォームが適正に行われ、

建物にひび割れなどの損傷がなく、防水工事や給排水管理がなされている

鉄筋コンクリート造の物件です。


ただ、木造や木質系、プレハブ、鉄骨造などは30年以上経っている場合は、

いくら適正にリフォームがなされ、入居状況が良くても

古い建築基準で建てられていて、耐震性能が不安だったり、

構造自体が劣化している可能性が高いので、避けたいところです。


私は鉄筋コンクリート造で適正に補修、管理、リフォームがなされている物件を、

「熟成物件」、「ビンテージ物件」と呼んで、入居希望の方にお勧めしています。


お部屋さがしをされるときには一度、「熟成物件」「ビンテージ物件」も検討してみてはいかがでしょうか。
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plusgate

ここ10年で4件連続で新築物件の賃貸に入居しましたが、
確かに当たり外れはありました。
新築にこだわる理由もなかったのですが、
やっぱり選んでしまうのは同時入居というメリットが大きいような気がします。
もちろん、ハズレもありましたけど・・・(笑)
by plusgate (2011-12-03 23:29) 

RENT

plusgateさん、コメントありがとう。

そうですね。世帯向けだと『同時入居』は魅力的だと思います。とくに妻にとっては。付き合いで先輩後輩というのは意外に嫌なものですから。

plusgateのような建築士という方でも選択が難しい賃貸選び・・・。奥が深いと思います。
by RENT (2011-12-05 23:54) 

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